自分のスペックは同じでも恐怖か安心かで違う体験になる


2011年東北大地震の後イタリアにモザイクの勉強に行こうと決めた同時期

死ぬまでにやってみたかった「野生のイルカと泳ぐ」と言う夢も叶えることにした


私はカナヅチでシュノーケルもやった事がなく

海は好きだったけど足のつかない所には寄り付きもしないのに

なんといきなりバハマ!

鯨みたいな水中フォトグラファーさん企画のもので

参加者は大体イルカみたいな女性ばかりだった


東京まで何度かシュノーケルレッスンに通ったけれど

深いプールは地震の影響で使えず不安はあったけれど

未知の事にワクワクもしていた


バハマに到着するとすんばらしく素敵なボートに乗り込み

その船で一週間から10日ほどイルカ三昧と言うツアー


いざ初めてのイルカが登場すると

皆ハイテンションで海にダイブ

私も後に続いた


海は本当に美しくて

はるか下の海の底の白い砂までハッキリ見える

呼吸が早くなってうまく息が吸えない

「怖い!!!!!」

溺れているかのような姿でボートに戻った


泳げもしないのに大金使ってこんなところにまできて

怖くて泣きじゃくる自分が情けなく恥ずかしく

馬鹿らしく感じ、ただただ皆の楽しそうな姿を見て泣いていた


唯一の男性参加のシュノーケル歴の長いおっちゃんが

戻ってきてくれた


泣いて拗ねている私に

「手を繋いでいてあげるから一緒に行こう!」


「嫌だ!」「怖いから行かない!」

と三歳児のような私


常日頃他人に頼ったり自分の弱みを見せずに生きていた

自分としてはだいぶ珍しい事

格好つける余裕すらなかったのだね


おっちゃんは根気強く誘ってくれた


私は恐る恐るついていく事にした


私が泳げないと言う事実は変わらないのに

おっちゃんが側にいて手を握っていてくれるだけで

もう本当に安心で段々楽しくなってきて

いつの間にか私がおっちゃんを引っ張っていた


その後はもう楽しくて楽しくて

恐ろしい勢いのバタ足でイルカと並んで泳いだりもできた


持っている能力は同じで、同じ体験でも

恐怖でいっぱいの時は「怖い!出来ない!」

誰か助けてくれる存在がいて安心を感じると「楽しい!もっとやりたい!」

となるんだな


安心である

と言う事は何をやるにも一番大切な事なんだと思う


依存になってもいけない


自分一人の足で立つと言う大前提も忘れてはいけない


#スペックは同じでも

#恐怖か

#安心か

#生きる

#必要な能力は全て揃ってる

#野生のイルカと泳いだ

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